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第36回ワークショップの概要

第36回ワークショップの概要

 第36回ワークショップが6月30日(金曜)に開催されました。報告等の概要は以下のとおりです(かっこ内は担当客員研究員及び研究員を表す。)。

 「商品差別化と合併の経済分析」の最終報告

 (CPRC客員研究員・東北大学大学院経済学研究科助教授 泉田 成美 氏)
 (CPRC客員研究員・NERA株式会社コンサルタント 石垣 浩晶 氏)
 (前CPRC客員研究員 木村 友二 氏)
 (競争政策研究センター研究員 五十嵐 俊子 氏)

 平成17年度の共同研究の一つである本研究は,差別化された財における企業結合の理論的な考え方,各国における制度・事例を整理するとともに,我が国の消費財に関するPOSデータを利用して需要関数を推定し,仮想的な水平合併シミュレーションを実施することにより,差別化された財の企業結合審査における理論的・実証的基礎を強化することを目的としています。今回は,報告書案の構成の紹介,加工食品2品目のPOSデータを用いたメーカー別の需要システムの推定,クリティカル・ロス分析による市場画定,ALM・AIDS・PCAIDSの3手法による合併シミュレーションの実証分析結果を中心に報告が行われました。
 報告を受け,市場画定分析の結果と一般消費者の認識の異同,先行研究や海外の事例との対比,合併シミュレーション結果に基づく競争制限効果の判断とシェアや集中度に依拠した伝統的なアプローチに基づく判断との違い,今回の分析に用いた経済モデルの問題点などについて議論が行われました。

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