平成24年3月9日
競争政策研究センター
公正取引委員会競争政策研究センター(CPRC)は,来る平成24年3月9日(金曜),株式会社日本経済新聞社との共催により競争政策に関する国際シンポジウムを開催することとしました。
競争政策への経済分析の活用として,企業結合規制での活用に加え,カルテル・談合規制においても,カルテルが発生しやすい産業の構造的要因の分析,カルテルの疑いのある産業における価格等経済変数の動きや公共工事における入札価格と生産費用の分析からカルテルや談合の存在を推定する方法など,経済分析の活用の可能性が議論されています。また,米国,欧州,韓国などでは,共謀の立証や損害額の算定に経済分析が活用されています。
そこで,本シンポジウムでは,米国及び欧州において,カルテル・談合規制の経済分析に精通する著名な経済学者をお招きし,第1部では,カルテル・談合規制における経済分析の活用に関する研究の動向や課題等について講演していただき,第2部では,パネルディスカッションとして,コメンテーターとして独占禁止法違反事件の審判等に携わる弁護士を交え,カルテル・談合規制における経済分析の貢献の可能性等について議論を進めることを目指します。
※開催を終了いたしました。
タイトル | 「カルテル・談合の経済分析と独占禁止法」 |
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日時 | 平成24年3月9日(金曜)13時30分~17時20分 |
会場 | 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国際連合大学本部施設「ウ・タント国際会議場」(3階) →地図 |
開催言語 | 英語⇔日本語 (同時通訳あり) |
参加費 | 無料 |
主催者 | 公正取引委員会競争政策研究センター,株式会社日本経済新聞社 |
13時30分-13時40分 | 竹島一彦 公正取引委員会委員長 |
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13時40分-14時20分 | テーマ:"Detection of Collusion in Auction Markets" "オークション市場における共謀の摘発" 講演者:Robert Porter ノースウェスタン大学経済学部教授 |
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14時20分-15時 | テーマ:"Better Antitrust Enforcement Against Cartels: What Can We Learn from Economic Research?" "カルテルに対するより良い競争法の執行-経済学研究から学べることは何か?" 講演者:Kai-Uwe Kuhn 欧州委員会競争総局チーフエコノミスト・ミシガン大学経済学部教授 |
15時-15時30分 | テーマ:カルテル規制における経済学の活用:我が国における現状と課題 講演者:大橋弘 CPRC主任研究官・東京大学大学院経済学研究科准教授 |
【休憩】(15時30分-15時50分)
15時50分-16時50分 | パネリスト: Robert Porter教授 Kai-Uwe Kuhn教授 大橋准教授 コメンテーター: 宮川裕光 ジョーンズ・デイ法律事務所弁護士 |
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16時50分-17時20分 | フロア・ディスカッション |
17時20分 | 荒井弘毅 CPRC次長 |
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講演資料(2)(Porter教授〔仮訳〕)(PDF:442KB)
公正取引委員会競争政策研究センター事務局
(公正取引委員会事務総局経済取引局総務課経済調査室)
電話 03-3581-1848又は5480(直通)
FAX 03-3581-1945
E-mail:cprcsec-○-jftc.go.jp
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