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平成20年11月19日付 事務総長定例会見記録

 [発言事項]

事務総長会見記録(平成20年11月19日(水曜)13時30分~ 於 官房第1会議室)

 [発言事項]

BHPビリトンによるリオ・ティントの株式取得について

 (事務総長)1点目は,BHPビリトンとリオ・ティントのTOB事案について,お話しします。
 11月14日に,BHPビリトンから,公正取引委員会が報告命令により,報告を命じていた内容について,回答がありました。基本的には,報告命令の内容に沿ったものが提出されております。
 御承知のとおり,当委員会は,BHPビリトンによるリオ・ティントの株式取得事案について,今年の7月以降,正式審査事件として,審査を進めてきております。BHPビリトンに対する報告命令のほか,競争事業者,ユーザー等からも情報収集を行ってきているところです。
 海外の競争当局,欧州委員会等でも審査が行われており,当委員会は,今後とも欧州委員会をはじめとする海外の競争当局とも情報交換等の協力を行いつつ,審査を進めていきたいと考えております。特に欧州委員会は,11月3日にBHPビリトンに対して,異議告知書を発出しており,早ければ来年1月15日までに最終的な決定を行う予定であると承知しております。
 当委員会としましても,引き続き,海外の競争当局とも情報交換を進めながら,これまでに収集した情報や,さらに追加する情報を含めて,速やかに審査を進め,結論を出したいと考えております。

運輸分野における適用除外制度の見直し状況について

 (事務総長)2点目は,運輸分野における独占禁止法の適用除外制度について,お話しします。
 これは,先週の独占禁止懇話会で私どもから報告させていただいたものですが,具体的には,外航海運,国際航空分野における独占禁止法の適用除外制度の見直しについてです。
 独占禁止法の適用除外制度は種々の法律で規定されておりますが,これを必要最小限とする観点から,随時見直しを進めてきております。平成9年と同11年に政府全体として見直しを行って,一括整理法で整理した経緯もあります。国際的にも,OECD等において,独占禁止法の適用除外制度は,整理・縮小していくべきであるとして,閣僚理事会等で,その方向が打ち出されているところです。
 外航海運業,国際航空に関しましては,当委員会における平成11年の検討の際に,見直しの対象としたわけですが,国際的に,外航海運業に関しましては海運同盟,国際航空に関しましては,IATAという価格カルテルシステムといいますか,国際的な慣行として世界的に独占禁止法の適用除外の枠組ができておりましたので,その時点においては,見直しを行わないということになっておりました。その後,欧州委員会,米国等において,独占禁止法の適用除外の見直しが進められていることを踏まえ,平成18年から同19年にかけて,当委員会内部の政府規制等と競争政策に関する研究会で検討を行い,外航海運業の報告書を同18年11月にまとめ,同19年には国際航空に関しての報告書をまとめ,これらの独占禁止法の適用除外制度について,抜本的な見直しを進めるべきではないかということで,当委員会から国土交通省に見直しを行うことを要請しております。
 その後の状況を含めまして,独占禁止懇話会に報告させていただきました。外航海運の独占禁止法の適用除外制度については,国土交通省は,平成19年10月から,交通政策審議会の国際海上輸送部会の場で検討を行い,同年12月に,同20年10月以降,欧州委員会では,適用除外制度が廃止され,競争法の全面適用を受けることによって,我が国の海上輸送にどのような影響がもたらされるのかということについて,今後,更に専門的な検討を行う旨の答申を取りまとめ,また,その研究会報告書で指摘していた海運会社間の協定の適用除外の一部について,見直しが行われたところです。
 また,国際航空の独占禁止法の適用除外制度については,平成20年8月に,国土交通省において,「国際航空に関する独占禁止法適用除外制度のあり方に関する懇談会」が設けられ,検討が開始され,同懇談会において,来年3月に報告書が取りまとめられる予定とされております。
 当委員会は,国土交通省における検討状況をフォローするとともに,今後も必要に応じて,意見を述べていきたいと考えております。

 [質疑応答]

 (問)BHPビリトンからの回答は,どのような形で送られ,どのくらいの分量だったのでしょうか。

 (事務総長)郵送で当委員会に送られてきました。私どもが報告命令で求めた項目に沿った内容のものが報告されたと考えておりますが,分量については,具体的に示すことは難しいと思います。

 (問)英文で送られてきたのでしょうか。

 (事務総長)日本文で送られてきております。

 (問)追加で回答を求めることはあり得るのでしょうか。

 (事務総長)以前からお話ししているように,私どもは,必ずしもBHPビリトンからの報告内容だけを判断要素として審査を進めているわけではなく,競争業者やユーザーからも情報等を収集しているところです。今後の調査の進捗状況によっては,必要に応じた追加報告を求めることはあるかもしれません。今報告されている内容も含めて,私どもが把握している情報で結論が出せるものであれば,なるべく早く結論を出していきたいと考えております。

 (問)できるだけ早くということですが,目途としては,どのように考えているのでしょうか。

 (事務総長)実際の調査を進めている最中ですので,いつまでということは申し上げにくいと思います。欧州委員会の審査が進んでおり,来年の1月中旬から2月上旬には最終的な結論が出るということでもありますので,これに比べて,当委員会の判断があまりに遅れるのはいかがかと思いますので,そういったものを意識しながら,なるべく早く結論を出したいと考えております。

 (問)分量についてですが,例えば,大量の文書が送られてきたため,作業に支障が出たり,当初の見込みよりも手間がかかっているという感じではないのでしょうか。

 (事務総長)2,3枚ということではなく,それなりのボリュームの報告があったということですが,必ずしも,それが膨大な作業となり,これからの調査のスケジュールを大幅に変更せざるを得ないというようなことにならないようにしていきたいと考えております。

 (問)今回の報告書の中で,例えば,担当者等が明らかになったと思いますが,今後は,今までの領事送達,公示送達といったような時間のかかる手続が不要になるのでしょうか。

 (事務総長)今回の報告は,BHPビリトン側から,直接,私どもに回答が送られてきたわけですが,今後,どのような形でBHPビリトン側が私どもとのコンタクトポイントを設けるのかということは,まだ,はっきりと分かっておりませんので,今後は,領事送達,公示送達といった手続の必要がなくなるのかということについては,予測ということになります。具体的にいえば,正式な代理人として,日本国内の弁護士なりを選任すれば,そこを通して進んでいくことになると思いますが,これからそのようなことが行われるのかどうかも含めて,今の段階では,そのような事実が生じていることは聞いておりませんので,予測がつかない状態にあります。

 (問)印象としてですが,これまではあまり協力的ではなかったわけですが,その姿勢が変わって,これからは協力的になるのか,それとも,まだスタンスは変わらないままなのかということについて,どのように考えているのでしょうか。

 (事務総長)これは,正にBHPビリトン側の今後の態度ということだと思いますので,あまり予測めいたことを言うのはいかがかという感じもしますが,少なくとも,今回は,私どもの報告命令の内容に沿ったものの報告はあったということだと思います。それは,それなりに一定の回答期限内に報告命令の内容に沿ったものを答えていただいたということですが,今後の問題としては,BHPビリトン側がどのような形で出てくるのかということは予測の話になりますので,私どもとしては,もちろん,積極的に協力していただくことが望ましいと思いますし,また,いろいろと御主張・御意見があるのであれば,私どもの最終判断が出る前に,積極的に言っていただいた方が,BHPビリトン側としても,私どもの判断に効果を及ぼすことができますので望ましいと思います。これは,BHPビリトン側の今後の態度如何ということでしょうが,今の段階では申し上げにくいと思います。

 (問)代理人を置かないと,いろいろな手続に時間がかかってしまうことが予想されますが,代理人を置くのか置かないのかということについて,どのように考えているのでしょうか。

 (事務総長)BHPビリトン側が日本における代理人を指定するといったことは,現時点においては行われていないということです。今後どうなるのかは分かりません。BHPビリトン側が代理人を置いて,いろいろな御意見なりを私どもに提出することはあると思いますし,そのようなことが行われれば,私どもが今後手続を進める際には,代理人を通じてということになると思いますので,手続が円滑に進むことはあると思いますが,その辺は正にBHPビリトン側の今後の出方如何ということですので,今の段階ではどうなるのかは分からないということです。

 (問)代理人を置かないことで時間を稼ごうとしているのではないかという意見もありますが,その点については,いかがでしょうか。

 (事務総長)代理人を置かないことが時間稼ぎのためにやっているのかどうかというお尋ねですが,正にBHPビリトン側の内心の問題ですから,私どもが憶測めいたことをお話しするのもいかがかと思います。

 以上

本文ここまで


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