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平成28年3月30日付 事務総長定例会見記録

平成28年3月30日付 事務総長定例会見記録

 [配布資料]

「流通・取引慣行に関する独占禁止法上の指針」の一部改正(案)に対する意見募集について(平成28年3月28日公表資料)

 [発言事項]

事務総長会見記録(平成28年3月30日(水曜)13時30分~於官房第1会議室)

「流通・取引慣行に関する独占禁止法上の指針」の一部改正(案)に対する意見募集について

 今日,私からは3月28日付で公表いたしました流通・取引慣行ガイドラインの一部改正案に対する意見募集の件につきまして御紹介したいと思います。
 今申し上げました流通・取引慣行ガイドライン,いわゆる流取ガイドラインの冒頭に書かれておりますように,公正取引委員会では,我が国の流通・取引慣行につきまして,どのような行為が,公正かつ自由な競争を妨げ,独占禁止法に違反するのかを具体的に明らかにすることによって,事業者及び事業者団体の独占禁止法違反行為の未然防止とその適切な活動の展開に役立てるということを目的といたしまして,この流取ガイドラインを策定し,公表しております。
 流取ガイドラインに関しまして,平成27年6月30日に閣議決定されました「規制改革実施計画」において検討することとされたいわゆるセーフ・ハーバーに関する基準や要件等につきまして,これまで公正取引委員会は所要の検討を行い,平成28年3月28日に流取ガイドラインの改正案を公表し,パブリックコメント手続を開始したところであります。意見募集期間は4月26日までとなっております。
 本ガイドライン改正案は,流取ガイドライン第1部(事業者間取引の継続性・排他性に関する独占禁止法上の指針)及び第2部(流通分野における取引に関する独占禁止法上の指針)ともに,いわゆるセーフ・ハーバーの市場シェア基準を,現行の「市場シェア10%未満かつ上位4位以下」というものから,一つ目に,市場シェアにつきましては20%以下に改める,二つ目に,順位基準を廃止するということを主な内容とするものであります。改正案の具体的な内容,詳細につきましては,担当課である経済取引局取引部取引企画課にお問い合わせをいただけたらと思います。

第41回公開セミナーについて

 もう1点。既に2月24日の定例会見でも申し上げましたけれども,平成17年の独占禁止法改正により導入され,平成18年1月から施行されております課徴金減免制度については,10周年を迎えたということもございますので,競争政策研究センター(CPRC)におきまして,来る4月22日に公開セミナーを開催することといたしました。改めてこの場をかりて御案内させていただきます。
 今回の公開セミナーでは,アメリカやEUといった諸外国の同様の制度と比較しつつ,課徴金減免制度の現状や課題につきまして,審査局長の講演のほか,第一線で活躍されておられます弁護士,有識者の方々による議論を頂戴する予定であります。
 既に3月23日から競争政策研究センターのホームページにおきまして,参加者を募集しておりますので,御参考にしていただければと思います。

以上

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