ドイツ

連邦カルテル庁,郵便サービス業者を妨害した疑いにより,Deutsche Postに対する審査を開始

 2012年11月5日 連邦カルテル庁 公表

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【概要】

 連邦カルテル庁は,Deutsche Postが,郵便サービス市場における競争を妨げているとする独立系郵便サービス業者からの申告を受け,Deutsche Postに対する審査を開始したことを公表した。
 申告によると,Deutsche Postは,主要な顧客に対し,費用を下回る郵送料金でサービスを提供しているとされている。今後,連邦カルテル庁による審査において,同社の戦略的値下げ行為により,競争事業者を市場から退出させ,又は潜在的な競争事業者の市場参入を妨げていることが確認されれば,支配的地位の濫用として問題となる可能性がある。
 なお,本件審査対象は,銀行,健康保険基金又は通信会社といった大量に郵便物を送付する事業者に対する値引き料金であり,連邦ネットワーク庁(Federal Network Agency)が認可する消費者又は中小事業者向け郵送料金は含まれていない。

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