韓国

韓国公正取引委員会,浦項迎日湾港の建設工事において談合を行っていたとして建設業者5社に対し,総額251億ウォンの課徴金を課し,5社を刑事告発

2014年10月31日 韓国公正取引委員会 公表
原文

【概要】

 韓国公正取引委員会(以下「KFTC」という。)は,調達庁が2009年9月2日に入札を公示した第2-1期浦項迎日湾港防波堤工事において入札談合を行っていたとして,大林(テリム)産業,SK E&C,ポスコ建設,現代建設及び現代産業開発(以下「5社」という。)に対し,総額251億ウォンの課徴金(大林産業55億1000万ウォン,SK E&C41億9800万ウォン,ポスコ建設62億9700万ウォン,現代建設62億9700万ウォン及び現代産業開発27億9800万ウォン)を課すとともに是正命令を発出し,5社を刑事告発することを決定した旨公表した。
 5社は,第2-1期浦項迎日湾港防波堤工事の入札において,低価格で落札しないよう事前に入札価格について合意していた。各社の担当者が電話,会合等によって合意した入札価格は,大林産業が予定価格(2065億ウォン)の93.13%,SK E&Cが同93.17%,ポスコ建設が同93.08%,現代建設が同93.19%,現代産業開発が同93.09%である。KFTCから事件審査される危険を避けると同時に可能な限り高価格で落札するため,入札価格は予定価格の93%程度に決定されていた。
 5社は,2009年12月22日,合意内容を遵守しているかについてお互いに監視し合い,合意した入札価格で入札した。開札の結果,設計の評価点が最も高かったSK E&Cが落札した。

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