米国

司法省,自動車部品の価格カルテル等に関して,矢崎総業の邦人幹部及びスウェーデン企業がそれぞれ有罪答弁を行うことに同意したことを公表

 2012年6月6日 司法省 公表

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【概要】

 司法省は,米国車に取り付けられるシートベルト,エアバッグ及びハンドルの価格カルテルに関して,ストックホルム所在のAutolivが有罪答弁を行い,1450万ドルの罰金支払に同意したことを公表した。本件は,司法省による自動車部品の価格カルテル等に係る審査において,乗員保護装置に関するものとしては,初の事案である。同社は,一の自動車製造業者向けシートベルト,エアバッグ及びハンドルについて,少なくとも2006年3月から2011年2月までの間,他の自動車製造業者向けシートベルトについて,少なくとも2008年5月から2011年2月までの間の2件の価格カルテルに関与したとされている。
 また,司法省は,米国車に取り付けられるワイヤーハーネス及びその関連部品の入札談合及び価格カルテルに関して,新たに矢崎総業株式会社の邦人幹部1名が有罪答弁を行い,14か月の禁錮及び2万ドルの罰金支払に同意したことについても公表した。同人は,少なくとも2000年1月から2007年9月までの間共謀に加わったとされている。
 なお,司法省による自動車部品の価格カルテル等に係る審査では,今回の2件を含めこれまでに6社,10人の幹部が有罪答弁を行っている。

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