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南アフリカ共和国(South Africa)

1 根拠法

 南アフリカ共和国の競争法は,1998年競争法第89号(the Competition Act 89 of 1998)であり,この法律は1998年10月30日に公布された。
 この1998年競争法第89号は,従来の,1979年競争の維持及び促進のための法律第96号(the Maintenance and Promotion ofCompetition Act 96 of 1979)を廃止するものである。
 なお,この法律は,8つの章と3つの別紙から成る。

2 執行機関

(1) 南アフリカ共和国の競争当局は,競争委員会(Competition Commission)である。
 委員会は,委員長と1人以上の副委員長から成り,これらの者は,通商及び産業大臣により任命される。

(2) 競争裁判所(Competition Tribunal)は,1名の長(chairperson)及び3名以上10名以下のメンバー(member)から成る。

3 規制の概要

(1) 水平的制限行為(第4条)

 水平的関係にある企業間(すなわち,競争者間)における協定又は協調的行為であって,市場における競争を実質的に制限又は減少させるものは,これを禁止する。
 もっとも,これらの協定又は協調的行為から,技術的,効率的,又は他の競争促進的効果が生じ,それらが反競争的効果を上回ることを,企業が証明することができれば,この限りではない。

(2) 垂直的制限行為(第5条)

 垂直的関係にある企業間における協定であって,市場における競争を実質的に制限又は減少させるものは,これを禁止する。
 もっとも,これらの協定から,技術的,効率的,又は他の競争促進的効果が生じ,それらが反競争的効果を上回ることを,協定に関係する企業が証明することができれば,この限りではない。

(3) 市場支配的地位の濫用(第8条)

 市場支配的地位にある企業は,以下のことをしてはならない。
(i) 消費者を害するほどの法外な値段を設定すること。
(ii) 必要不可欠な施設(essential facilities)に対して,競争者がアクセスすることが経済的に可能であるにもかかわらず,これを拒否すること。
(iii) 排他的行為の反競争的効果が,その行為による肯定的な利益を上回る場合に,その行為に参加すること。

(4) 合併規制(第16条)

ア 競争委員会又は競争裁判所が合併を審査する際には,まず,初めに,その合併が競争を実質的に制限又は減少させるものであるかどうかを決定しなければならない。
イ もしもその結果が肯定的であれば,次に,その合併が,公共の利益に照らして正当化されるかどうかを,決定しなければならない。
 これは,以下のことに対する合併の効果を考慮することによりなされる。
(i) 特定の産業分野又は地域
(ii) 雇用
(iii) 小企業,又は歴史的に恵まれなかった者により支配される事業者が競争的になるための能力
(iv) 海外市場において競争するための,国内産業の能力

4 法執行手続

(1) 審査手続(第5章)

ア 禁止行為に関する申告は,委員長に授けられ,又は所定の方法により他のいかなる者から競争委員会に対して提出される(第44条)。
イ 申告を開始又は受理する際には,委員長は,審査官に対して実際的な程度に早く,申告を調査するように指示しなければならない(第45条)。
ウ 競争委員会は,調査の後,違反行為があると認めたものについて競争裁判所に報告しなければならない(第50条)。

(2) 仮差止命令(第59条)

ア 申告人は,主張された禁止行為に関して,競争裁判所に対して,いつでも,仮差止命令の申請をなすことができる。
イ 競争裁判所は,禁止行為が生起し,また,仮差止命令が,申告人に対する権利侵害を防ぎ,又はこの法律の目的が失敗することを防止するのに,合理的に必要であるという証拠がある場合には,仮差止命令を発することができる。
ウ 仮差止命令は6か月間まで認められ得るが,更に6か月間延長されることもあり得る。

(3) 競争裁判所による命令

 競争裁判所は,違反行為に対して以下の命令を行うことができる(第60条)。
(i) いかなる違反行為に対する禁止命令
(ii) 事業者に対して,違反行為を終えることを条件に,他の事業者へ商品又はサービスを供給又は流通するように命じること
(iii) 課徴金の納付命令
(iv) 法に違反する合併を実施した事業者に対する株式,資産等の売却命令
(v) 必要不可欠な施設へのアクセス命令

(4) 課徴金

 競争裁判所は,以下の場合には事業者に対し,年間総売上高の10%以下を課徴金として課すことができる(第61条)。
(i) 第4条(水平的制限行為),第5条(垂直的制限行為)及び第8条(市場支配的地位の濫用)に違反する場合
(ii) 競争委員会又は競争裁判所が違反すると決定した合併を実施した場合

(5) 罰則

 この法律に違反し,有罪が確定したいかなる者も以下の責任を負う(第74条)。
ア 競争委員会又は競争裁判所の命令に違反した場合には,最高50万ランドの罰金若しくは最高10年間の禁錮又はその双方を科される。
イ その他の場合には,最高20万ランドの罰金若しくは最高6か月間の禁錮又はその双方を科される。

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