「独占禁止法」は、正式には「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」といいます。自由経済社会において、企業が守らなければいけないルールを定め、公正かつ自由な競争を妨げる行為を規制しています。

　「独占禁止法」の仕組みを分かりやすくまとめると上の図のようになります。
　 消費者の立場から見ると、市場において企業間の競争がなくなってしまうと、より安い商品やより良い商品を選ぶことができなくなるなど、消費者のメリットが奪われてしまいます。 「独占禁止法」は、このような行為を禁止している法律なのです。
　 公正取引委員会が執行する法律には「独占禁止法」以外に、「独占禁止法」を補う「下請法（正式名称：下請代金支払遅延等防止法）」があります。市場における公正で自由な競争を守るために、公正取引委員会はこの２つの法律を執行しています。