ホーム > CPRC >

ディスカッション・ペーパー

>平成22年度 >

小売業における競争と消費者厚生の計測

小売業における競争と消費者厚生の計測

タイトル,著者,概要 本文
(PDF)
「小売業における競争と消費者厚生の計測」(2009年6月)
 松浦 寿幸(慶應義塾大学産業研究所講師)
 砂田 充(競争政策研究センター研究員)
概要
 本稿では、我が国の食品小売市場に注目し、大規模店参入による価格低下とサービス品質の改善の消費者厚生の評価を行った。我が国においては、大規模小売店舗法の規制緩和過程にある1990年代を通じて、低価格戦略を武器とする専門スーパーと呼ばれる中規模のスーパーとコンビニエンスストアに代表される独自の新サービスを提供する新業態が躍進した。本稿では、小売サービスの需要関数を推計することにより、1990年代の食品小売市場における消費者厚生の変化を計測し、価格変化とサービス品質の改善が消費者厚生の変化に及ぼした影響を分析している。推計結果からは、サービス品質の改善が消費者厚生の変化に対し、大きな影響を及ぼしていたことが示された。
CPDP
40-J(PDF:175KB)

ページトップへ