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日本の国鉄改革に関する検証

日本の国鉄改革に関する検証

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「日本の国鉄改革に関する検証」(2009年9月)
 播磨谷 浩三(札幌学院大学経済学部)
 柳川 隆(神戸大学大学院経済学研究科)
概要
 本稿は、JRの費用構造に関する実証的検証と並行在来線鉄道会社を含む第三セクター鉄道会社の効率性の計測を行い、日本の国鉄改革の検証を行っている。まず、新幹線と在来線の兼業の効果について、JR6社を対象に一般化トランスログ型費用関数を用いて推計し、範囲の経済性や規模の経済性の有無について検証を行った。次に、整備新幹線の開通とともに第三セクターに移管された並行在来線の鉄道会社4社について、distance functionをベースとする確率的フロンティア・アプローチを用いて効率性の計測を行い、他の第三セクターや地方鉄道各社との比較の中で検証を行った。結果、範囲の経済性の視点からは新幹線と在来線の兼営は積極的に支持されないこと、第三セクター鉄道は地方鉄道と比べて相対的に非効率であり、営業距離が長い並行在来線ほど効率性が悪化する傾向にあることなどが明らかとなった。
CPDP
44-J(PDF:240KB)

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