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第119回ワークショップの概要

第119回ワークショップの概要

 第119回ワークショップが4月27日(金曜)に開催されました。報告等の概要は以下のとおりです。

(1)「電子書籍市場の動向について」の研究計画

 報告者
 (大橋弘CPRC主任研究官・東京大学大学院経済学研究科)
 (泉克幸CPRC客員研究員・京都女子大学法学部)
 (田中辰雄CPRC客員研究員・慶應義塾大学経済学部)
 (山田弘CPRC研究員・取引企画課長)
 (池田卓郎CPRC研究員・取引企画課)
 (山崎和久CPRC研究員・取引企画課)
 (継田和也CPRC研究員・取引企画課)
 (巻寿彦CPRC研究員・経済調査室)
 (柳田千春CPRC研究員・経済調査室)

 平成24年度の共同研究の一つである本研究は,今後の発展が大きく期待される我が国の電子書籍市場について,電子書籍市場で想定され得る著作者,出版社,電子取次及び配信ストア等の行為について研究・分析を行い,当該研究・分析を通じて,競争政策上の課題について抽出することを目的としています。
 今回のワークショップにおいては,報告者から,研究の問題意識について説明がなされた後,研究スケジュールについて説明がなされました。
 報告を受けて,参加者から,電子書籍が紙の書籍の流通にどのような影響を与えるのかについて興味があるとのコメントがなされた後,電子書籍市場が発展してきた場合,紙の書籍と電子書籍は代替財となるのか補完財となるのかという質問がなされました。
 それに対して,報告者から,電子書籍市場が進展している国では,紙の書籍と電子書籍の関係について,代替財ではなく補完財としても捉えられるという回答がなされました。
 また,参加者から,電子書籍市場の発展が紙の書籍市場の流通に与える影響,著作者と出版社との関係や中小の書店に与える影響について検証するとともに,電子書籍市場におけるプラットフォームの役割について,どのように評価するかについて考え方を整理しておく必要があるとのコメントがなされました。
 それに対して,報告者からは,頂いたコメントを踏まえて研究を進めていきたいとの回答がなされました。

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