第121回ワークショップの概要

　第121回ワークショップが11月2日（金曜）に開催されました。報告等の概要は以下のとおりです。

　「電子書籍市場の動向について」の中間報告

　報告者
　（大橋弘CPRC主任研究官・東京大学大学院経済学研究科）
　（泉克幸CPRC客員研究員・京都女子大学法学部）
　（田中辰雄CPRC客員研究員・慶應義塾大学経済学部）
　（山田弘CPRC研究員・取引企画課長）
　（田邊貴紀CPRC研究員・取引企画課）
　（山崎和久CPRC研究員・取引企画課）
　（継田和也CPRC研究員・取引企画課）
　（上田昌史CPRC研究員・経済調査室）
　（柳田千春　CPRC研究員・経済調査室）

　平成24年度の共同研究の一つである本研究は，今後の発展が大きく期待される我が国の電子書籍市場について，電子書籍市場で想定され得る著作者，出版社，電子取次及び配信ストア等の行為について研究・分析を行い，当該研究・分析を通じて，競争政策上の課題について抽出することを目的としています。
　今回のワークショップにおいては，報告者から，これまでの研究成果（音楽配信市場の経済分析，米国及びEUの事例研究等），今後の方向性及び最終報告に向けた今後の検討課題について説明がなされた後，質疑応答が行われました。
　報告を受けて，参加者から，電子書籍市場に類似する市場として音楽配信市場を取り上げて分析することについて，音楽配信市場と電子書籍市場では著作権の帰属が異なるので，類似する市場として分析する際には，その点について留意する必要があるというコメントがありました。