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第23回ワークショップの概要

第23回ワークショップの概要

 第23回ワークショップが6月17日(金曜)に開催されました。報告等の概要は以下のとおりです(かっこ内は担当客員研究員及び研究員を表す。)。

(1)「日本のバイオテクノロジー分野におけるリサーチ・ネットワーク―イノベーションにおける競争と協調―」の共同研究計画
 (一橋大学大学院経済学研究科助教授 岡田 羊祐 氏)
 (競争政策研究センター研究員 藤平 章 氏)

 平成17年度共同研究の一つである本研究は,出願人属性(法人・個人・大学・政府機関等)を分類した特許データを用い,バイオテクノロジー分野におけるリサーチ・ネットワーク(産学官の相互的・有機的な共同研究の場)の機能とパフォーマンスを検討することを目的としています。
 これに対し,産学官連携の構造面まで視野に入れたインプリケーションの可能性,競争政策の視点からの本研究の位置付け,イノベーション競争における従来のwinner takes allのモデルとは異なる,新たな理論的なアジェンダの提示の可能性などについて議論がなされました。

(2)「商品差別化と合併経済分析」の共同研究計画
 (東北大学大学院経済学研究科助教授 泉田 成美 氏)
 (競争政策研究センター研究員 岩成 博夫 氏)
 (競争政策研究センター研究員 石垣 浩晶 氏)
 (競争政策研究センター研究員 五十嵐 俊子 氏)

 平成17年度の共同研究の一つである本研究は,差別化された財における企業結合の理論的な考え方を整理するとともに,我が国においてどのような分析手法が可能かを理論的・実証的に検討するため,日本の商品品目に関するPOSデータを利用して需要関数を推定し,仮想的な水平合併シミュレーションを実施しようとするものです。
 これに対し,需要関数の推定に係る主要な方法(ALM,AIDS,PCAIDS)の選択,商品品目の選定,合併シミュレーションの対象企業の選定などについて議論がなされました。

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