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第32回ワークショップの概要

第32回ワークショップの概要

 第32回ワークショップが4月28日(金曜)に開催されました。報告等の概要は以下のとおりです(かっこ内は担当客員研究員及び研究員を表す。)。

 「リーニエンシー制度の経済分析」の最終報告

 (CPRC客員研究員・跡見学園女子大学マネジメント学部助教授 丹野 忠晋 氏)
 (公正取引委員会事務総局経済取引局企業結合課 木村 友二 氏)
 (名古屋市立大学大学院経済学研究科講師 濱口 泰代 氏)
 (競争政策研究センター研究員 石本 将之 氏)
 (競争政策研究センター研究員 鈴木 淑子 氏)

 平成17年度の共同研究である本研究は,本年1月から日本において導入されたリーニエンシー(課徴金減免)制度の有効性について,経済学的な分析の面から答えようとしたものです。1回限りの入札の理論モデルの構築と繰り返しによる共謀が可能な設定へ拡張した理論モデル,コンピュータのチャット・ソフトを利用し,競争入札又は談合,課徴金の有無,リーニエンシー制度の有無により分類した繰り返し入札の実験の結果として,談合参加被験者数の推移,リーニエンシー申請被験者数の推移,被験者の落札価格,実験におけるチャットの記録の解析結果などについて報告が行われました。
 報告を受け,実験の具体的な手順,1グループごとの被験者数,実験で設定した被験者の利得や課徴金の額,被験者へあらかじめ提供された情報の内容等実験の詳細な環境・条件,理論モデル上のリーニエンシー制度が有効に機能する条件などについて議論が行われました。

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