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第34回ワークショップの概要

第34回ワークショップの概要

 第34回ワークショップが5月26日(金曜)に開催されました。報告等の概要は以下のとおりです(かっこ内は担当客員研究員及び研究員を表す。)。

(1)「カルテルの実態調査と経済理論分析」の共同研究計画
 (CPRC客員研究員・跡見学園女子大学マネジメント学部助教授 丹野 忠晋 氏)
 (競争政策研究センター研究員 石本 将之 氏)
 (競争政策研究センター研究員 藤平 章 氏)

 平成18年度の共同研究の一つである本研究では,過去のカルテル・談合事件について,経済学的にみて全体像を俯瞰できるようなデータベースを作成して全体像を把握すること及びこれを利用してカルテル防止の政策の有効性を評価することを目的としています。調査対象とする時期・期間,収集するデータとその入手方法,調査の結果を踏まえて構築する理論モデルなどの共同研究計画について報告が行われました。
 報告を受け,合理的な調査対象期間の選定方法,カルテルと談合との区別を意識したデータの整理方法,入札制度の実態の把握,再犯防止等に焦点を当てた分析の必要性等について議論がなされました。最後に,理論とケーススタディとの架橋となるような研究成果が期待されるなどの発言がありました。

(2)「メディア・コンテンツ産業での競争の実態調査」の共同研究計画
 (CPRC客員研究員・慶應義塾大学経済学部助教授 田中 辰雄 氏)
 (CPRC客員研究員・工学院大学グローバルエンジニアリング学部講師 矢崎 敬人 氏)
 (近畿大学経済学部講師 村上 礼子 氏)
 (競争政策研究センター研究員 船越 誠 氏)
 (競争政策研究センター研究員 砂田 充 氏)

 平成18年度の共同研究の一つである本研究では,省庁で行っている統計調査などを利用し,入手したデータの精査を行い,映画・ビデオ産業及びゲーム産業の市場競争の状況について基礎的な知見を得ることを目的としています。利用する統計調査等及びそこからどのようなデータを得ていくか,得られたデータから算定する市場競争を表す指標をどうとるか,検証仮説をどのように設定するか等の共同研究計画についての報告が行われました。
 報告を受け,データ入手の方法・経緯,ヒアリング調査の内容,国際比較の比較先,想定される成果と整理の手法などについて議論が行われました。

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