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第42回ワークショップの概要

第42回ワークショップの概要

 第42回ワークショップが12月1日(金曜)に開催されました。報告等の概要は以下のとおりです(かっこ内は担当客員研究員及び研究員を表す。)。

 「競争者排除型行為に係る不公正な取引方法についての考え方」の中間報告
 (CPRC主任客員研究員・京都大学大学院法学研究科教授 川浜 昇 氏)
 (CPRC主任研究官・名古屋大学大学院法学研究科助教授 林 秀弥 氏)
 (慶應義塾大学経済学部助教授 玉田 康成 氏)
 (大阪大学大学院国際公共政策研究科助教授 石田 潤一郎 氏)
 (CPRC研究員 岩成 博夫 氏)
 (CPRC研究員 片岡 克俊 氏)

 平成17年度に始まった共同研究の一つである本研究は,不公正な取引方法のうち,競争者排除型行為に関する規制のあり方を検討することを主たる目的として研究を行っています。
 今回の中間報告では,まず,報告書案全体の構成(予定),排除の概念等にかかる議論の経緯の報告がなされました。その後,排除行為の4つの行為類型(排他的契約,リベート,抱き合わせ及び単独の取引拒絶)にかかる具体的な事案の概要そしてそれぞれの事案における経済学的な視点からの論点が報告されました。
 報告を受け,4つの行為類型ないし事案の選定理由,個々の事案における違法行為が競争へ与える影響の解釈等について議論がなされました。
 また,本研究報告書をとりまとめるにあたっては,取り扱う具体的事案に関し,事実に関する記載を十分にし,報告書を読めば事案の実相が見えるようにしてほしい,排除行為の類型の位置づけについて,全体を俯瞰できるような記述を入れるなど,読者が理解しやすいにようにして,法学者と経済学者の橋渡しだけではなく,読者との橋渡しの役割も果たしてほしいといった要望が出されました。

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