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第47回ワークショップの概要

第47回ワークショップの概要

 第47回ワークショップが7月6日(金曜)に開催されました。報告等の概要は以下のとおりです(かっこ内は担当客員研究員及び研究員を表す。)。

 「垂直的取引契約,垂直的制限,垂直的統合の反競争的効果に関する分析」の共同研究計画

 (CPRC客員研究員・慶応義塾大学経済学部准教授 玉田 康成 氏)

 平成19年度の共同研究の一つである本研究は,垂直的取引契約,垂直的制限及び垂直的統合について,従来の議論を整理すると同時に,その組み合わせや複数の目的を持つ契約について,理論的に検討し,競争効果を分析することを目的とします。
 今回の報告では,垂直的取引契約や垂直的統合の重要性,排他的取引及び垂直的統合に関する従来の議論,排他的取引契約を正当化できるポイント,インセンティブ契約における垂直的取引制限,各種リベートの目的等の報告がなされた後,今後の共同研究計画のスケジュール等の報告がされました。
 報告を受け,排他的取引と垂直取引の関係,垂直的統合と排他的取引が同時に起きる状況,本研究におけるネットワーク外部性の位置づけ,排除と競争減殺の定義,違法性の判断基準,忠誠リベートのようなスキームの評価等について議論が行われました。
 また,コンシークエンスとそれを生み出すメカニズムについては,ペアで考えることが重要であり,メカニズム自体の評価も重要なのではないかといった意見や排除型私的独占に対する問題意識等についての意見が出されました。

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