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第51回ワークショップの概要

第51回ワークショップの概要

 第51回ワークショップが10月19日(金曜)に開催されました。報告等の概要は以下のとおりです(かっこ内は担当客員研究員及び研究員を表す。)。

 「非ハードコアカルテル規制に関する考え方の調査研究」の共同研究計画

 (CPRC主任客員研究員・京都大学大学院法学研究科教授 川濱 昇 氏)
 (北九州市立大学経済学部准教授 後藤 宇生 氏)
 (立教大学 現代GPプログラム・コーディネーター 中川 晶比兒 氏)

 平成19年度の共同研究の一つである本研究では,非ハードコアカルテルがどのような形で競争を害するのかについて,経済学者もまじえて主として市場支配力分析の観点から研究を進め,3条後段の規制基準を検討し,さらに8条1項4号の規制がどのような機能を持つのかについて検討を行う。
 今回の研究計画では,研究の背景と目的,非ハードコアカルテルの定義と類型,ハードコアカルテルの定義,競争促進効果についての報告がなされ,その後,共同研究の具遺体的作業内容(非ハードコアカルテルの類型化,直接的な競争手段以外を用いた競争制限に係る実証研究の調査・分析として広告制限をとりあげる等)についての報告が行われました。
 この報告を受け,事業統合型の類型の場合で,研究開発は共同して行われるが,製品市場では競争が行われている場合の考え方,理論と実証の関わり方,非ハードコアカルテルの定義,非ハードコアカルテルとハードコアカルテルを分ける便益について議論が行われました。
 また,ハードコアカルテルを実効ならしめるための非ハードコアカルテル,つまり,ハードコアカルテルに付随して行われているような非ハードコアカルテルは,非ハードコアカルテルとして捉えるのか,ハードコアカルテルの外延部分として捉えた方がいいのかなど,最初の概念整理を踏まえて,やっていただけるとありがたいといった意見が出されました。

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