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第69回ワークショップの概要

第69回ワークショップの概要

 第69回ワークショップが3月27日(金曜)に開催されました。報告等の概要は以下のとおりです。

 「入札談合のメカニズムに関する調査と研究」の最終報告

 (CPRC客員研究員・青山学院大学経済学部経済学科准教授 石橋 郁雄 氏)
 (日本大学人口研究所ポスト・ドクトラル・フェロー 石井 利江子 氏)
 (CPRC研究員・経済調査室長 荒井 弘毅 氏)

 平成20年度の共同研究の一つである本研究は,実際に摘発された入札談合事件の資料・データなどから,現実の談合メカニズムの基本的特性を明らかにすることにより,理論研究と実証研究の更なる進展を促すことを目的とするものです。
 今回のワークショップでは,報告者から,談合の分類,分類データの解析,データ収集,分析結果及び今後の研究に向けた論点の整理等について報告がなされました。
 報告を受け,参加者から,談合があったかどうかについて推測する際,落札率の高さのみが用いられることも多いが,本研究で出された結果をスクリーニングの基準として用いることができるのではないかとのコメントがありました。また,談合が行われている場合のデータの特徴を知るためには,談合が行われていない場合のデータと比較することが重要ではないかとの指摘がありました。これに対して,報告者から,談合が確実に行われていないケースのデータを収集するのは現段階では困難であるため,理論で推測していく必要があるとの回答がありました。

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