公正取引委員会競争政策研究センター(CPRC)は,平成20年5月30日,「経済学の知見を競争政策に生かす」をテーマに,小田切宏之氏(公正取引委員会競争政策研究センター所長・一橋大学大学院経済学研究科教授)を講師として,第11回公開セミナーを開催いたしました。
多数の御参加ありがとうございました。講演資料及び講演記録を掲載いたしました。
日時 | 平成20年5月30日(金曜)15時00分~16時30分 |
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会場 | 東京都千代田区霞が関1-1-1 中央合同庁舎第6号館B棟 公正取引委員会大会議室(11階) |
(1) テーマ:経済学の知見を競争政策に生かす
【概要】
ゲーム理論の応用など産業組織論研究が進むにつれ,伝統的な競争政策論からはパラドックスとも見える命題が提示されてきている。例えば,
(1)集中度が高くても競争は活発であり得る
(2)合併によって産業内で一番得をするのは合併しない企業である
(3)再販行為は消費者にとって有利なときがある
(4)不当廉売は競争を促進するときがある
といった命題である。今回の公開セミナーではこうしたいくつかのテーマを取り上げ,経済学からの知見を紹介するとともに,それを競争政策にどのように生かしていくべきかを論ずる。
(2) 講師 : 小田切 宏之(公正取引委員会競争政策研究センター所長・一橋大学大学院経済学研究科教授)
(3) 司会 : 齋藤 哲夫(公正取引委員会競争政策研究センター次長)
時間 | 内容 | 講師等 |
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15時00分~15時05分 | オープニング | 齋藤次長 |
15時05分~16時05分 | 講演:「経済学の知見を競争政策に生かす」 | 小田切所長 |
16時05分~16時25分 | フロア・ディスカッション | |
16時25分~16時30分 | クロージング | 齋藤次長 |