公正取引委員会競争政策研究センター(CPRC)は,令和2年12月11日(金曜)に,以下のとおり第48回公開セミナーを開催いたしました。
日 時 | 令和2年12月11日(金曜)10時00分-11時30分 |
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会 場 | オンライン(ライブ配信) |
言 語 | 日本語 ⇔ 英語(同時通訳あり) |
(1) テーマ:「Competition Overdose」
(2) 講演概要(講演者のメッセージ):
競争は経済のエンジンであり,繁栄に向かう鍵となるものです。社会が病んでいようとも,競争がしばしば治療法となります。選択肢を増やし,競争圧力を高め,政府の介入を制限するなどにより,市場の効率化や価格の低下などより良い結果をもたらすことが期待されます。
しかし,市場が常にそのとおり働くとは限りません。企業が消費者を騙す方法を見付けたときには,競争が有害になることもあります。そして,競争には限界があるにもかかわらず,競争を万能薬のように考えて政策を立案することがあります。
本セミナーでは,競争が失敗した場合に,誰が有害な競争を推進しようとするのか,そしてどのようにしてより良い競争へと方向転換することができるのか,これらについて述べた著書「Competition Overdose」の共著者に御講演いただきます。
(3) 講演者:Ariel Ezrachi オックスフォード大学教授
Maurice E. Stucke テネシー大学教授
(1) Ariel Ezrachi氏
○ オックスフォード大学教授,同大学競争法政策センター所長,欧州消費者機構(BEUC)学術顧問,デジタル・プラットフォームに関する独立委員会委員,UNCTAD研究パートナーシップ・プラットフォーム委員
○ 「Virtual Competition -The Promise and Perils of the Algorithm Driven Economy」(2016年),「EU Competition Law -An Analytical Guide to the Leading Cases」(2018年第6版)など多数の著書があるほか,研究と解説が様々な国際メディアに掲載
(2) Maurice E. Stucke氏
○ テネシー大学教授,データ競争研究所共同創設者,コンクレンツ・グループ顧問弁護士
○ 米国反トラスト研究所シニア・フェローとして,オバマ政権への移行報告書を作成したメディア産業委員会委員長,競争法学会理事,消費者反トラスト研究所諮問委員を歴任
○ 20年以上に渡り,民間の弁護士・司法省の検事として競争政策に関する様々な問題に対応
公正取引委員会 競争政策研究センター事務局
Tel:03-3581-1848
E-mail:cprcsec-○-jftc.go.jp
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