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Google-Fitbitの経営統合を手掛かりとした混合型合併の検討

Google-Fitbitの経営統合を手掛かりとした混合型合併の検討

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「Google-Fitbitの経営統合を手掛かりとした混合型合併の検討」(2022年12月)
 中川晶比兒(北海道大学法学研究科教授)
 松島法明(大阪大学社会経済研究所、公正取引委員会競争政策研究センター所長)
 概要
 本論考ではGoogleとFitbitの統合を題材に混合型合併について検討する。最初に混合型合併規制の重要性と現状について整理した上で、Google/Fitbitの統合に対する公正取引委員会の審査結果の概要を紹介する。次に、Google/Fitbitの統合を念頭において執筆された経済理論論文であるChen et al. (2022)に基づいて、当該統合の背景と、経済理論枠組みの概観について紹介する。最後に、Chen et al. (2022)が示した分析結果の、混合型合併規制における意義を確認する。すなわち、データ分析による個別価格設定が市場閉鎖の手段となること、しかも合併固有の効率性が市場閉鎖に使われるという新たな知見に基づいて合併規制を行う際の実務上の課題を検討する。

CPDP89-4-J(PDF:1,009KB)

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