公正取引委員会競争政策研究センター(CPRC)は,去る平成19年1月26日,岡田羊祐(おかだ・ようすけ)氏(一橋大学大学院経済学研究科教授・CPRC主任研究官)をお迎えして,「不当廉売・差別対価規制の経済的根拠について」をテーマに,第8回公開セミナーを開催いたしました。
多数の御参加をありがとうございました。
講演資料及び講演記録を掲載しました。
日時 | 平成19年1月26日(金曜)16時30分-18時00分 |
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会場 | 東京都千代田区霞が関1-1-1 中央合同庁舎第6号館B棟 公正取引委員会大会議室(11階) |
(1) テーマ:不当廉売・差別対価規制の経済的根拠について
【概要】
不公正取引規制のうち,不当廉売・差別対価規制は,経済学的根拠の点で評価の分かれる行為類型である。外見上,不当廉売や差別対価と類似の商行為は幅広く見られる現象であり,そもそもどのような場合に不当廉売ないし差別対価となるのか,また,比較対照すべき類似・同等の製品・サービス市場の範囲をどのように定義すべきか,大きく見解が分かれることも稀ではない。これら行為の違法性の根拠については,少なくとも理論上は曖昧な部分が残らざるを得ない。したがって,その規制の適否はすぐれて実証的な問題といってよい。
今回の公開セミナーでは,最近の判例(LPガス事件(平成16年3月31日東京地裁判決)等)を素材としながら,これら規制の根拠について検討する。
(2) 講師 : 岡田羊祐(一橋大学大学院経済学研究科教授・競争政策研究センター主任研究官)
(3) モデレーター:鈴村 興太郎(一橋大学経済研究所教授・競争政策研究センター所長)
時間 | 内容 | 講演者等 |
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16時30分-16時35分 | オープニング(講演者の紹介等) | 鈴村所長 |
16時35分-17時35分 | 講演 「不当廉売・差別対価規制の経済的根拠について」 |
岡田教授 |
17時35分-17時55分 | 質疑応答 | |
17時55分-18時00分 | クロージング | 鈴村所長 |
競争政策研究センター事務局
[公正取引委員会事務総局経済取引局総務課経済調査室]
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