平成26年3月7日
競争政策研究センター
公正取引委員会競争政策研究センター(CPRC)は,来る平成26年3月14日(金曜),株式会社日本経済新聞社との共催により競争政策に関する国際シンポジウムを開催する。
クラウドコンピューティング,ビッグデータ等を活用した様々な技術進歩を背景として,デジタルエコノミーは先進国と発展途上国双方の経済に画期的な成長の機会を提供している。
一方で,デジタルエコノミーの進展は,ネットワークの中立性の確保,拠点を有しない国の市場において反競争的行為を行う企業に対する法適用の在り方等,競争政策を巡る多くの新しい課題を生んでいる。例えば,インターネットプロバイダー等のプラットフォームビジネスでは,一見すると顕著な市場支配力を行使しているように見える状況が生じつつある一方で,その市場支配力は一時的で持続し難いようにも見える。
こうしたデジタルエコノミーの微妙かつ変化しやすい特徴を踏まえ,本シンポジウムでは,新たに出現しつつある諸課題に競争政策がいかに対応していくべきかを議論する。OECD加盟国,特にデジタルエコノミーが進展している米国と欧州の経験から,政策上の教訓やベストプラクティスを導き出すことは,意義ある試みであるといえよう。
競争政策研究センターは,我が国のOECD加盟50周年を記念して,本シンポジウム第1部で,米国と欧州から著名な経済学者を招へいして基調講演を,第2部で,コメンテーターとしてOECD競争委員会関係者を招き,これらの講演者及びコメンテーターを交えたパネル・ディスカッションを行う。
※コメンテーターとして招聘予定であったフレデリック・ジェニー氏(OECD競争委員会議長,エセック経済商科大学ビジネススクール経済学部教授)は体調不良のため,残念ながら御欠席されることとなり,新たに大橋弘氏(CPRC主任研究官・東京大学大学院経済学研究科教授)にコメンテーターを依頼することとなったため,プログラムを一部変更しました(3月13日)。
※開催を終了いたしました。
タイトル | 「デジタルエコノミーにおける競争政策」 |
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日時 | 平成26年3月14日(金曜)13時30分~17時30分 |
会場 | 東京都千代田区隼町1-1 ホテルグランドアーク半蔵門「富士東」(4階) →地図 |
開催言語 | 英語⇔日本語 (同時通訳あり) |
参加費 | 無料 |
主催者 | 公正取引委員会競争政策研究センター,株式会社日本経済新聞社 |
13時30分-13時40分 | 杉本和行 公正取引委員会委員長 |
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13時40分-14時30分 | テーマ:"Analyzing the competition for the web" |
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14時30分-15時20分 | テーマ:"Two-sided markets, market power and exclusionary behavior" |
【休憩】(15時20分-15時40分)
15時40分-17時10分 | モデレーター:岡田羊祐 競争政策研究センター所長 |
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17時10分-17時30分 | フロア・ディスカッション |
17時30分 | 岡田羊祐 競争政策研究センター所長 |
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講演資料(1) クレメール教授〔英語・日本語〕(PDF:1,115KB)
講演資料(2) ライスマン教授〔英語・日本語〕(PDF:2,505KB)
公正取引委員会 競争政策研究センター事務局
(公正取引委員会事務総局 経済取引局総務課経済調査室)
電話 03-3581-1848(直通)
FAX 03-3581-1945
Eメール cprcsec-○-jftc.go.jp
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