旅行業者によるカルテル
下の絵のように、旅行業者5社は、ある年に実施される市立中学校の修学旅行について、貸切りバス代金の額、宿泊費の額、企画料金の料率、添乗員費用の額の基準を設けることに合意しました。市立中学校からすれば、どこの旅行会社に依頼しても旅行業者間で取り決めた基準以上の費用がかかることになってしまったわけです。
この行為は、市立中学校の修学旅行に関する旅行業務市場の競争を実質的に制限しています。
公正取引委員会による調査の結果、「カルテル」(不当な取引制限)にあたるとして、旅行業者に排除措置命令が下されました。
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