[配布資料]
なし
[発言事項]
事務総長定例会見記録(令和8年4月1日(水曜)13時30分~於1106会議室)
令和8年4月1日の新卒採用者について
本日、私からは2点お話します。
1点目は、令和8年4月1日に入局しました新卒採用者などについてお話しします。
4月1日における新卒採用者は、本局29名、地方事務所等3名、計32名です。採用区分の内訳としましては、総合職が8名、一般職が24名です。なお、32名の新規採用者のうち、過半数の18名が女性職員です。
このほか、経験者採用として12名が、新たに当委員会の仲間に加わりました。
本日午前に実施しました新卒採用者向けの入局式におきましては、私から、
● 公正取引委員会の職員として、受け身で仕事をするのではなく、自ら考え抜く力を鍛えてほしい
● 公正取引委員会の業務は全てチームプレーによって遂行されることから、上司等としっかりコミュニケーションをとれるようになってほしい
● 全ての業界・全ての事業者を対象とする仕事であることから、新しい物事、いろんな物事を面白がり、関心を持てるようになってほしい。また、自分を高め続けるための努力を継続してほしい
● 事業者に対して厳しい措置をとる組織にいる以上、自らを律することのできる、謙虚に周囲の声に耳を傾けられる職員になってほしい
といった点などについてお話をしました。新卒採用者の今後の活躍に大いに期待したいと思います。
CPRC所長の交代について
2点目は、競争政策研究センター(CPRC)の所長の交代についてお話します。
CPRCは、中長期的観点から独占禁止法の運用や競争政策の企画・立案・評価を行う上での理論的な基礎を強化するため、外部の研究者や実務家の知的資源と公正取引委員会職員の三者による機能的・持続的な協働のプラットフォームの整備を図ることを目的として活動しています。
令和2年4月から所長を務めていただいておりました大阪大学大学院国際公共政策研究科の松島法明教授が3月31日付で所長を退任されまして、本日付で、京都大学大学院経済学研究科の中林 純(なかばやし じゅん)教授が所長に就任されました。
中林教授は、入札データを統計学や計量経済学の手法を応用して分析し、入札参加者の非競争的な行動を検知する、入札談合のデータ・スクリーニングに関する研究について、世界的に権威のある経済学術雑誌への論文掲載実績を複数有する、我が国の第一人者です。
中林新所長の下、競争政策の理論的な基礎の強化、そして三者協働による研究活動を更に進めてまいります。
質疑応答
(問) 中林新所長は、入札談合のデータ・スクリーニングを専門にされているということでしたが、海外の当局においては、それを実際に審査に活用しているという話も聞きます。お話しできる範囲で結構ですが、公正取引委員会においては、データ・スクリーニングをどのように活用されていますか。
(事務総長) 具体的なお答えは難しいのですが、調査段階において違反か否かを判定するというよりも、特に、端緒の段階において、調査をするに値するものかどうか検討する際のスクリーニングとして、そういった経済的手法も参考にしながら、どういった形で分析ができるか、どういった場合が有効なのか様々検討しているという状況です。
(問) つまり、スクリーニングを既に活用しているということでしょうか。
(事務総長) 活用の仕方を検討しているという段階です。
(問) 新しく入局された方の女性の比率が50%を超えているということでしたがそのことへの受け止めと、一方で、指定職以上の方を見ると圧倒的に男性が多く、出向者を除けば全員男性だと理解しているのですが、公正取引委員会の中で女性が幹部になっていくための課題について、組織としてどのように受け止めているでしょうか。
(事務総長) まず、採用については、国家公務員全体でも女性比率を高めていく方向で様々な議論がされているところでありまして、今回、過半数が女性というのは、そういった動きに沿ったものであり当然の流れだと思っています。
幹部職員における女性の少なさは確かに課題でして、過去における採用の時点での女性の少なさが反映されている部分もありますが、今後も、引き続き、積極的に、管理職を含めた幹部への女性登用に努めてまいりたいと思っております。
以上