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令和3年9月22日付 事務総長定例会見記録

令和3年9月22日付 事務総長定例会見記録

[配布資料]

[発言事項]

事務総長会見記録(令和3年9月22日(水曜)13時30分~Web会議形式により開催)

令和2年度公正取引委員会年次報告について

 本日,私からは,「令和2年度公正取引委員会年次報告」についてお話しいたします。
 公正取引委員会は,9月10日に,令和2年度の公正取引委員会年次報告書を国会に提出いたしました。これは,独占禁止法の規定に基づいて,公正取引委員会が,毎年,前年度の独占禁止法等の運用など,その活動状況について,国会に対して報告するものです。
 概要資料を配布しておりますけれども,この年次報告を御覧いただきますと,公正取引委員会が,様々な分野において,公正かつ自由な競争の促進に向けて取り組んできたことがお分かりいただけるかと思います。
 例えば,独占禁止法違反行為の処理状況についてみてみますと,刑事告発いたしました医薬品の入札談合を始め,リニア中央新幹線に関する受注調整,高等学校の制服の価格カルテルなど,国民生活に影響の大きい事案に厳正かつ積極的に対処いたしました。加えて,デジタル・プラットフォーム事業者による優越的地位の濫用といったIT・デジタル関連分野を始め,プロ野球の選手契約といった人材関連分野,家賃支援給付金事業,これは新型コロナウイルス感染症関連分野と言えるかと思いますけれども,このように,社会的ニーズに的確に対応して,多様な事件に対応してまいりました。
 また,こうした違反行為に対する対応と,競争環境の整備に向けたアドボカシー・唱導活動は,いわば,車の両輪ですけれども,実態調査について見ますと,デジタル広告,コンビニエンスストア,スタートアップ,共通ポイントサービス,携帯電話といった様々な分野で取引の実態を明らかにするとともに,独占禁止法や競争政策上の考え方を示すことで,独占禁止法違反行為の未然防止や,関係事業者による公正かつ自由な競争環境の確保に向けた取組を促してまいりました。
 公正取引委員会といたしましては,引き続き,社会経済の環境変化も踏まえつつ,公正かつ自由な競争の一層の促進に向けて,様々な課題に取り組んでまいります。
 私からは以上でございます。

質疑応答

 無し

以上

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