[配布資料]
第220回 独占禁止懇話会の議事概要の公表について(令和4年3月16日公表資料)(PDF)
事務総長会見記録(令和4年3月16日(水曜)13時30分~Web会議形式により開催)
第220回 独占禁止懇話会の議事概要の公表について
本日,私からは,先月2月21日に開催いたしました第220回独占禁止懇話会の概要についてお話しいたします。
独占禁止懇話会は,我が国経済の著しい変化に即応して競争政策を有効かつ適切に推進するため,公正取引委員会が広く各界の有識者と意見を交換し,併せて競争政策の一層の理解を求めることを目的として,昭和43年11月以降開催してきているものであります。
なお,今回の開催に当たりましても,新型コロナウイルスの感染拡大防止を図る観点から,会員の皆様にはオンラインで御参加いただきました。
今回の独占禁止懇話会では,3つのテーマについて,会員の方々から御意見等を頂きました。本日公表いたしましたお手元の議事概要の中から,各テーマでの主な御意見を御紹介いたします。
1つ目のテーマの「パートナーシップによる価値創造のための転嫁円滑化施策パッケージ」につきましては,事業者のコストが上昇する中で消費者物価が伸び悩み,賃上げが広がらなければ消費も落ち込むという悪循環に陥りかねない状況において,本施策は非常に重要な取組であるとの御意見を頂きました。
2つ目のテーマの「官公庁における情報システム調達に関する実態調査報告書」につきましては,ベンダーロックインの問題点が浮き彫りになっており,非常に意義のある報告書であるとの御意見や,本報告書のフォローアップでは,多様なベンダーの新規参入の促進が図られているかだけでなく,行政のデジタル化の推進が順調に進んでいるかどうかについても調べてもらいたいとの御意見を頂きました。
3つ目のテーマの「競争政策研究センターの活動状況」については,競争政策研究センターの活動には大変期待しており,その中でも,学識経験者による検討会は意義があるため,今後も活発に利用してもらいたいとの御意見を頂きました。
公正取引委員会といたしましては,今回頂いた御意見等も踏まえまして,今後とも競争政策を有効かつ適切に推進してまいります。
私からは以上でございます。
質疑応答
無し
以上