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令和5年4月26日付 事務総長定例会見記録

令和5年4月26日付 事務総長定例会見記録

[配布資料]

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[発言事項]

事務総長定例会見記録(令和5年4月26日(水曜)13時30分~於官房第1会議室)

消費者セミナー開催募集について

 本日は、公正取引委員会による消費者教育の一環として実施している消費者セミナーについてお話しします。
 消費者セミナーは、消費者の皆様に市場経済における競争の意義などを御理解いただく目的で、公正取引委員会が全国各地の消費者団体や消費生活センターに働きかけて、開催するものです。
 消費者セミナーでは、公正取引委員会の職員が、事業者が自由に創意工夫をして、消費者に選ばれるような商品やサービスを開発したり、販売しようと競い合った結果、消費者に選ばれた事業者が成長していく、このような「市場における競争」が経済の繁栄と成長の基盤であるという、競争の意義を分かりやすく説明しています。
 令和4年度におきましては、全国で83回の消費者セミナーを開催しており、参加していただいた方の約9割の方々から、市場経済の仕組みや、競争の重要性について理解が深まったといった声をいただいております。
 公正取引委員会としましては、消費者セミナーの積極的な開催によって、より多くの消費者の皆様に、市場における競争の意義、必要性等を理解していただけるよう力を入れていきたいと考えており、現在、消費者セミナーを開催していただく方を募集しています。
 公正取引委員会は、消費者団体や消費生活センターに限らず、少人数の勉強会にも講師を派遣しておりますので、消費者セミナーの内容に御関心がある方は、お気軽に担当課である本局の官房総務課や各地方事務所、支所の取引課まで御連絡いただきたいと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

(問) 今週末に行われるG7群馬高崎デジタル・技術大臣会合に向けて、欧州委員会のヴェステアー上級副委員長が来日なさるとお聞きしたのですが、古谷委員長との会談は予定されているのでしょうか。
(事務総長) 今回、ヴェステアー上級副委員長が来日なさる目的はG7群馬高崎デジタル・技術大臣会合ですが、ヴェステアー上級副委員長は競争政策も担当しておられ、せっかくの来日の機会でございますので、古谷委員長とも会談をして意見交換をしていただく予定です。
(問) 会談の場所は東京ですか。それとも古谷委員長が高崎市にいらっしゃるのでしょうか。
(事務総長) 場所は東京です。
(問) G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合もあり、生成AIについては、政府内でも急速にいろいろな話が出ているかと思いますが、競争法の観点からAIを見たときに、生成AIに関して、独占禁止法上の懸念や、これから研究するというようなお考えがあるかを教えてください。
(事務総長) 生成AIについては、大変話題を呼んでいますし、我々も興味をもって、これがどういった形で世の中を変えていくのか、あるいは経済活動に影響してくるのかを見ていきたいと思っています。ただ、生成AIについては、その利活用の問題や、あるいはプライバシーや著作権のような知的財産権の保護といった観点が今は話題になっておりまして、競争上どういう影響があるかということについては、我々もまだつかみかねている部分がございます。生成AIが社会経済に及ぼす影響については注視して参りたいと思っていますけれども、今すぐに何か具体的な問題意識があるとか、それについて検討、調査を開始するといった動きは、現状特にございません。

以上

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