[配布資料]
[発言事項]
事務総長定例会見記録(令和7年5月7日(水曜)13時30分~於官房第1会議室)
第24回ICN年次総会について
本日は、国際競争ネットワーク、ICNの年次総会について御紹介いたします。
本日5月7日水曜日から5月9日金曜日にかけまして、第24回ICN年次総会が英国・エディンバラで開催され、公正取引委員会からは青木委員ほかが出席をいたします。
ICNは競争法執行の手続面及び実体面の収れんを促進することを目的として設立されておりまして、2025年、令和7年3月末時点で136の国・地域から149の当局が加盟する競争法分野における最大の国際組織となっております。ICNでは、分野ごとに置かれたカルテル、単独行為、企業結合、アドボカシーなどの各作業部会において様々なプロジェクトに取り組んでおります。
年次総会は、加盟当局のトップなどが参加いたしまして、最近の競争法政策上の課題について、国際的な共通認識を醸成していくことが期待されている会合です。
今回の年次総会には、競争当局関係者のほか民間の弁護士など、約100の国・地域から約400名の参加者が見込まれており、青木委員は、単独行為作業部会の全体会合、英国競争当局主催の全体会合及び競争当局のトップ又はそれに準ずる者が参加をするヘッドオブエージェンシーセッションにおいて、スピーカーを務めます。単独行為作業部会の全体会合では、「競争法執行における今後の課題」について、英国競争当局主催の全体会合では、「デジタル市場における競争に関する国際的な最新動向」について、ヘッドオブエージェンシーセッションでは「競争法における新たな課題」について議論が行われます。このほかにも、企業結合作業部会及びアドボカシー作業部会の分科会において、公正取引委員会事務総局の職員がモデレーターあるいはスピーカーとしてそれぞれ議論に貢献する予定です。
あわせまして、昨日5月6日火曜日、ICN技術者フォーラムが同じく英国・エディンバラで開催され、公正取引委員会の職員がスピーカーとして参加いたしました。
公正取引委員会といたしましては、執行活動に係る国際標準の形成、競争当局間の協力関係の強化、国際的プレゼンスの向上などの観点から、引き続き、ICNの活動に積極的に貢献していきたいと考えております。
私からは以上です。
以上