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平成25年2月13日付 事務総長定例会見記録

平成25年2月13日付 事務総長定例会見記録

 [配布資料]

 [発言事項]

事務総長会見記録(平成25年2月13日(水曜)13時30分~於官房第1会議室)

競争政策研究センター第10回国際シンポジウムについて

(事務総長)
 本日,私からは,国際シンポジウムの開催についてお話ししたいと思います。
 競争政策研究センター,CPRCは,来る2月22日金曜日に「新興国における競争政策の役割」というテーマで,日本経済新聞社との共催によりまして,千代田区の都市センターホテルにおいて,国際シンポジウムを開催することとしております。
 当日は,講演者として,インド,中国,ブラジルから著名な経済学者の方々を3名お招きしております。具体的には,インドからギータ・ゴウリさん。この方は,インド競争委員会の委員をされております。中国からは,呉漢洪(ウ・ハンホン)さん。この方は,現在,中国人民大学産業経済・競争政策研究センターの主任をされております。また,ブラジルからビクター・ゴメスさん。この方は,現在,ブラジルの競争当局でありますブラジル経済擁護行政委員会のチーフエコノミストをされており,これらの3名の方々をお招きしております。また,コメンテーターとしては,園部哲史・政策研究大学院大学教授をお招きしております。
 シンポジウムの第1部では,3名の講演者の方々から,それぞれの国における競争法の役割や運用状況などについて講演していただきまして,第2部では,講演者,コメンテーターを交えまして,パネル・ディスカッションを行います。
 今回のシンポジウムでは,新興国における競争政策の役割について,各国の経験や現在抱えている問題点などについて議論が行われることを期待しております。
 本シンポジウムは,一般の方も参加していただくことが可能で,競争政策研究センターのホームページなどからお申込みいただくことができます。締切りは2月14日を予定しておりますが,申込みの定員まで,まだ余裕がございますので,御興味のある方は是非お申込みいただければと思います。
 私からは以上です。

[質疑応答]

(問) 公取の委員長の人事についてですが,事前報道があったことで,民主党が提示を受けていなかったと思うのですが,この点についてどう思われますか。また,これに関連して,今日開かれる議院運営委員会の理事会で,民主党が人事案を受け入れて,採決に向けて手続を進めるということになると思われ,これで委員長もそろそろ決まるのではないかという印象を受けるのですが,この点についてどう思われますか。事務総長の意見をお聞かせください。

(事務総長) まず,1点目の事前報道の件につきましては,これについて,私のほうから何かを申し上げるのは,国会のお話ですので,差し控えさせていただきたいと思います。
 2点目につきましては,先週の8日,欠員となっております公正取引委員会の委員長,委員の2名を含めまして,国会に同意人事案が提示されたところですが,現在,官邸などにおきまして,早期に国会で審査いただけるように尽力いただいているところです。すでに公正取引委員会の場合,4カ月以上,委員長,委員が欠員という前例のない状態でもありますので,国会で,今後同意をいただいた場合には,速やかに任命いただいて,委員会メンバー5人による合議が行われる体制に早くなっていただきたいと考えているところです。
 

(問) 改めて,委員長がいらっしゃらない中で,業務を進める上での弊害や日々感じていらっしゃることがありましたらお聞かせください。

(事務総長) 公正取引委員会の議事や合議というのは,今現在,3名の体制ですけれども,3名いれば議決ができるという形になっておりますので,そういった意味では,現時点で具体的な支障が生じているということはないと思います。ただ,もうすでに4カ月以上,委員長及び委員が欠員という3名の体制,前例のない体制でおりますので,こうした状態が続けば,今後,公正取引委員会として独占禁止法の厳正な執行というものを進めていく上で影響があり得るものと思っております。

 以上

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