第18回年次総会(カルタヘナ) 2019年5月15日~17日
概要
2019年5月15日から同月17日にかけて,カルタヘナ(コロンビア)において,第18回年次総会が開催されました。本総会には,80以上の国・地域から,NGA(国際機関,弁護士,エコノミスト等の非政府アドバイザー)を含めて,500名を超える参加者がありました。
各作業部会においては,以下のテーマに沿って議論を行いました。
作業部会 |
テーマ |
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カルテル作業部会 |
探知と執行 |
企業結合作業部会 |
2020年代の企業結合審査:デジタル化・グローバル化への挑戦と企業結合審査の発展 |
単独行為作業部会 |
市場支配力の評価に係る新たな挑戦 |
アドボカシー作業部会 |
アドボカシーの技術 |
当局有効性作業部会 |
組織設計を通じた有効性 |
公正取引委員会からは,青木委員,諏訪園官房審議官(国際担当)ほか計8名が出席し,青木委員は,単独行為作業部会の全体会合において,デジタル・プラットフォームに関する最近の審査事例や取引環境整備の在り方について説明しました。
また,ICN及び世界銀行が主催した,アドボカシー活動の成功体験の表彰を行うコンテストにおいて,公正取引委員会競争政策研究センターが平成30年2月に公表した「『人材と競争政策に関する検討会』報告書」及びその公表に伴う一連の競争唱導活動が主催者に評価されて入賞を果たし,青木委員が当委員会を代表して表彰を受けました。
さらに,各作業部会の分科会にて,諏訪園官房審議官,五十嵐上席企業結合調査官,下津国際課企画官等が,モデレーター又はスピーカーとして,当委員会の経験を共有する等の貢献を行いました。
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