EU
欧州委員会,フランス及びドイツのガス市場において,市場分割を行ったとして,E.ON及びGDF Suezにそれぞれ5億5300万ユーロの制裁金を賦課
2009年7月8日 欧州委員会 公表
【概要】
欧州委員会は,フランス及びドイツの天然ガス供給市場において市場分割を行ったとして,E.ON及びGDF Suezに対して,それぞれ5億5300万ユーロ(総額11億600万ユーロ)の制裁金を課した。
欧州司法裁判所,クエン酸市場におけるカルテルに関して,欧州委員会がArcher Daniels Midlandに課した制裁金を減額する判決を下した
2009年7月9日 欧州司法裁判所 公表
【概要】
欧州司法裁判所は,クエン酸市場におけるカルテルに関し,欧州委員会がArcher Daniels Midlandに課した制裁金を減額する判決を下した。欧州委員会は,2001年12月5日の決定において,同社を本件カルテルにおけるリーダーと認定したが,欧州司法裁判所は,同社の主導性を示す証拠の提示がなされていないなどとして,制裁金を減額した。
欧州委員会,液晶ディスプレイパネルのカルテルに参加した事業者に対して異議告知書を送付
2009年7月13日 欧州委員会 公表
【概要】
欧州委員会は,液晶ディスプレイパネルのカルテルに関して,2009年5月に同製品の供給業者数社に対し,異議告知書を送付したことを認めた。
欧州委員会,炭化カルシウム及びマグネシウム基試薬市場において価格カルテル及び市場分割を行っていたとして,同製品の供給業者に総額約6100万ユーロの制裁金を賦課
2009年7月22日 欧州委員会 公表
【概要】
欧州委員会は,2004年から2007年の間,欧州経済領域内において,炭化カルシウム粉,炭化カルシウム粒及びマグネシウム粒の価格取決め及び市場分割を行っていたとして,供給業者9社に総額6112万ユーロの制裁金を課した。なお,Akzo Nobelも本件カルテルに参加していたが,欧州委員会にカルテルの存在を明らかにしたため,制裁金は課されなかった。
欧州委員会,自動車分野に対する将来の競争法の枠組みについて提案
2009年7月22日 欧州委員会 公表
【概要】
欧州委員会は,自動車の流通及びサービスに係る協定に関する現行の一括適用免除規則が2010年5月に失効することを受け,将来の法的枠組みに関する政策の方向性について意見募集を開始した。欧州委員会は,新車販売の市場では,特に重大な問題は認められないものの,アフターサービスに関する市場においては,あまり競争が活発ではないと考えている。
欧州委員会,流通分野の競争ルールの見直しについて,一般からの意見募集を開始
2009年7月28日 欧州委員会 公表
【概要】
欧州委員会は,供給及び流通に係る(垂直的制限)協定に関する一括適用免除規則及びガイドラインの改定案について,意見募集を開始した。今回の改正案では,大規模小売業者の購買力の増大及びオンライン販売の進展といった最近の市場の発展が主に考慮されている。