2014年3月

EU

欧州委員会,オンライン広告市場におけるグーグルに対する審査に関して, グーグルからの確約の改善提案を評価

2014年2月5日 欧州委員会 公表

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。原文

【概要】

 欧州委員会は,反トラスト事件として審査中のグーグルによるオンライン検索及び検索広告の件について,同社から確約についての改善提案を受け取った。同社は,本提案において,自社のウェブページで,例えば,商品,ホテル,レストラン等について専門的に検索できるサービスを宣伝する際には,客観的方法で選ばれた競争業者3社による検索サービスについても,利用者に明確に分かる方法で,かつ,同社自身のサービスの表示方法に匹敵する方法で表示することを保証することについて受け入れた。本提案は既存の専門的な検索サービスだけでなく,既存のサービスの表示が変更された場合や将来のサービスについても適用される。
 本提案の重要な特徴は,グーグルによる確約の遵守について,同社から独立して監視する受託者(trustee)によって監督されることである。確約は,5年間,欧州経済圏(EEA)において適用される。
 欧州委員会は,今後,本件申告人に対し,グーグルの提示した本提案が欧州委員会の懸念に対処できると考える理由について通知する。さらに,欧州委員会がグーグルの確約に法的拘束力を持たせるか否かの最終的な決定を下す前に,申告人は,欧州委員会に対し見解を述べる機会を与えられる。

ページトップへ