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2019年7月

EU

欧州委員会は,Tata Steel及びThyssenKruppの企業結合計画を禁止したと公表

2019年6月11日 欧州委員会 公表
原文

【概要】
 欧州委員会は,欧州企業結合規制に基づき,Tata Steel及びThyssenKruppによる共同企業体の設立計画を禁止した。この企業結合が実現した場合,多様な種類の鉄鋼製品に関する競争が減殺され,価格が上がることになるものであった。両当事者は,こうした懸念に対処するための適切な問題解消措置案を提示しなかった。
 本日の決定は,ThyssenKrupp及びTata Steel(以下「両社」という。)による,欧州経済領域(EEA)における圧延炭素鋼(flat carbon steel)及び電磁鋼(electrical steel)に関する共同企業体を設立し,事業活動を統合する計画について,詳細審査した後に行われたものである。EEAにおける圧延炭素綱の生産量について,ThyssenKruppは第2位であり,Tata Steelは第3位である。両社は,パッケージング用金属被覆及びラミネート鋼並びに自動車産業向けの亜鉛めっき圧延炭素鋼の重要な製造事業者である。
 鉄鋼業はEEA全域での重要な産業部門であり,23のEU加盟国の500以上の生産拠点で約36万人が雇用されている。本日の決定により,欧州の鉄鋼市場における効果的な競争と産業の競争力が維持される。また,欧州の自動車産業及びパッケージング産業のような主要な産業が,引き続き,競争環境下で主要な生産要素にアクセスできることが保証される。その結果,欧州の消費者は缶詰食品を手頃な価格で調達でき,そして,欧州の自動車産業がEEAから競争環境下で鉄鋼製品を調達することができる。
 
委員会の懸念事項
 欧州委員会は,届出された計画が実現された場合,供給元の選択肢を減少させ,欧州の顧客にとって価格を高騰させることとなることを懸念した。
‐ 包装用金属被覆及びラミネート鋼製品(ブリキ,電解クロムめっき鋼,ラミネート鋼):企業結合計画によって,特にEEAの中で最も重要なパッケージング用鋼製品であるブリキにおいて,高度に集中化した産業にお  けるマーケットリーダーを生み出すことになる。
‐ 自動車用溶融亜鉛めっき鋼製品:企業結合計画により,製品を大量に生産できる事業者が少ない市場において,重要な競争事業者のうちの1社が消滅することになっていた。
 欧州委員会は,第三国からの輸入の役割についても慎重に検討し,関連製品の顧客は,本件の企業結合計画によって生じる価格上昇を輸入によって相殺することができないと判断した。その理由として,顧客は,これらの特殊な鋼種について,質的な要件が一般鋼よりも高いこと,サプライチェーンが必要とする短期納入の達成が困難なことなどを指摘していた。
 欧州委員会は,包装用の金属被覆及びラミネート鋼の市場並びに自動車用溶融亜鉛めっき圧延炭素鋼の市場において,他の競争事業者や第三国からの輸入による競争圧力では,効果的な競争を確保するのに十分ではないという結論に至った。
 その結果,本件企業結合計画が実現された場合,これらの製品を購入する顧客は,供給事業者の選択肢の減少及び価格の高止まりに直面することになる。これらの顧客には,大企業から多くの中小企業まで,多くの欧州企業が含まれる。
 
当事会社が提案した問題解消措置
 本件では,当事会社による問題解消措置案は,欧州委員会の競争上の懸念に適切に対応するものではなかった。その結果,欧州委員会は提案された統合計画を禁止した。

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