米国

連邦取引委員会,Intelと和解

 2010年8月4日 連邦取引委員会 公表

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【概要】

 連邦取引委員会は,Intelが,CPU市場等において支配的地位を違法に行使し,競争事業者の排除及び独占的地位の維持を行ったことが,FTC法第5条及びシャーマン法第2条に違反しているとして,2009年12月に行政審判手続を開始していた件で,同社との間で和解案に合意したと公表した。和解案は,CPU,GPU及びチップセットについて,Intelが,強要,一括販売価格の設定又はその他の申出をすることにより,競争を排除・阻害すること又は競合するCPUやGPUの販売を不当に阻害することを禁止している。また,和解案は,非Intel製CPU又はGPUの性能について,コンピューターメーカーに対し欺瞞的な説明を行うことも禁止している。

司法省反トラスト局及び連邦取引委員会,改正水平合併ガイドラインを公表

 2010年8月19日 司法省反トラスト局,連邦取引委員会 公表

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【概要】

 司法省反トラスト局及び連邦取引委員会は,改正水平合併ガイドラインを公表した。本改正は,現行のガイドライン(1992年公表)についての初めての主要な改正となる。本改正は,当局による審査方針の変更を意図したものではなく,現在の審査実務を同ガイドラインに反映させ,両当局の合併審査過程を,事業者とりわけ当事会社にとって,より明確にすることを目的としている。大きな改正点として,例えば,合併分析において「市場画定」が,それ自体最終目的ではなく,出発地点でもないことを明確にした点などが挙げられる。

司法省反トラスト局,United Airlines及びContinental Airlinesの合併について,当事会社がニューアーク・リバティー空港における発着枠等をSouthwest Airlinesに譲渡することを受け,審査を終了する旨を公表

 2010年8月27日 司法省反トラスト局 公表

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【概要】

 司法省反トラスト局は,United Airlines及びContinental Airlinesの合併について,ニューアーク・リバティー空港におけるContinental Airlinesの航空輸送シェアが高く,また,発着枠の制約により,他の航空会社による新規参入が困難であるとの懸念を示していたところ,同空港における発着枠及びその他資産を格安航空会社Southwest Airlinesに譲渡するとの当事会社の申出を受け,本件審査を終了する旨を公表した。

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