米国

米国司法省,自動車,トラック等の国際海上運送に係るカルテルに関して,チリのCSAVが関与を認め,有罪答弁に同意した旨公表(海運カルテルに関する最初の起訴)

2014年2月27日 司法省 公表

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【概要】

 米国司法省は,チリ所在のCompania Sud Americana de Vapores S.A.(CSAV)が,Roll on / Roll off方式で運搬する自動車,トラック等の貨物についての米国発着の国際海上運送に係る運賃カルテル,顧客割当て及び談合に関与していたことを認め,有罪答弁に合意するとともに,総額890万ドルの罰金を支払うことに同意した旨公表した。
 起訴状によると,CSAV及びその共謀相手は,特に,会合及び情報交換を通じて,運賃及び顧客割当てについて合意すること,相互に受注競争を抑制することについて合意すること並びに,顧客向け運賃情報を交換することによって,カルテルを実行していた。司法省は,「カルテルの結果,CSAV及びその共謀相手は,Roll on / Roll off方式で運搬する貨物について,米国発着の国際海上運送に係るこれらの合意に基づき,協調的で,競争的でない運賃を徴収していた」と述べている。
 本件は,海上運送に係る入札談合及び運賃カルテルに関する反トラスト局の審査としては,最初の起訴となる。

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