米国
マカン・デラヒム氏の反トラスト局長就任を上院が承認
2017年9月27日 米国司法省 公表
原文
【概要】
ジェフ・セッションズ司法長官は,本日,司法省反トラスト局長にマカン・デラヒム氏(Makan Delrahim)が承認されたことを歓迎した。
セッションズ司法長官は,「マカンは,自由市場システムの完全性に多大な貢献をしている,極めて優れた法律家である。彼は反トラスト法の執行に関する専門知識を有しており,法的要件を遵守し,消費者と米国経済の利益のために競争を効果的に促進させるだろう。」と述べている。
デラヒム氏の反トラスト法に係る豊富な経歴は,反トラスト局の重要な仕事に関わる産業,問題及び制度の全範囲に及んでいる。彼は,2003年から2005年まで反トラスト局で次長を務め,上訴課,外国通商課及び法政策課を監督し,その間,反トラスト局と海外当局との関係を構築する上で不可欠な役割を果たし,民事及び刑事事件に関与した。また,司法長官の知的財産タスクフォースや国際競争ネットワーク(ICN)の企業結合ワーキンググループの議長も務めた。デラヒム氏は,2004年から2007年まで反トラスト法現代化委員会の委員も務めた。デラヒム氏のキャリアの始まりは反トラスト法の弁護士であり,その後,米国上院司法委員会のスタッフ・ディレクター及び首席法律顧問を務めた。
大統領による反トラスト局長の指名前は,デラヒム氏は大統領副補佐官及び大統領副法律顧問を務めていた。彼はBrownstein Hyatt Farber Schreck法律事務所のロサンゼルス事務所の元パートナー弁護士である。デラヒム氏は,ジョージ・ワシントン大学ロースクールを優秀な成績で卒業し,法務博士の学位を受け,ジョンズ・ホプキンス大学で理学修士(Master of Science)の学位を受け,カリフォルニア大学ロサンゼルス校で理学学士の学位を受けた。