「適正な電力取引についての指針」の改定について

平成18年12月21日
公正取引委員会
経済産業省

1　公正取引委員会と経済産業省は，平成11年12月，電気事業分野において，公正かつ有効な競争の観点から独占禁止法上あるいは電気事業法上問題となる行為等を記した「適正な電力取引についての指針」を作成し，同14年7月，同17年5月には，法運用事例等を踏まえた改定を行いました。
　今般，卸電力取引所において取引が開始されたこと並びに公正取引委員会及び経済産業省に対して相談等のあった個別の事例等を踏まえ，本指針の改定を行い，本日，これを公表することとしました（改定の主な内容及び改定指針については別紙1及び別紙2）。

2　今回の改定に当たっては，本年10月18日，改定原案を公表し，関係各方面から広く意見を募集し，いただいた御意見について十分に検討を行った結果，改定原案どおりとすることとしました（意見提出者一覧は別紙3，改定原案に対していただいた御意見とこれに対する考え方は別紙4）。

3　今後とも，電気事業分野において公正かつ有効な競争を確保するため，公正取引委員会としては，独占禁止法違反行為に厳正かつ迅速に対応していくとともに，その未然防止に努めていき，経済産業省としては，電気事業法上問題となる行為に対して，引き続き適切かつ迅速に対応します。
　また，電気事業分野における公正かつ有効な競争が着実に行われていくよう状況を注視していくとともに，競争環境の変化等を踏まえ，必要に応じて，本指針を適宜，適切に見直すこととします。

【附属資料】

添付資料（PDF：206KB）